こんなに幸せでいいのかしら!?
2009-09-13


禺画像]
この夏は、ずっと学生さん達と過ごしていました。
7月は小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト「ヘンゼルとグレーテル」8月はサイトウ・キネン・フェスティバルに8月から9月9日まで1ヶ月まるまる全部を松本で過ごしました。どちらもオーボエ・セクションと木管セクションのコーチです。
オーボエ片手に歩いていると、「おおっ!宮本がオーボエ吹いてる」と勘違いされることがありますが、プロの演奏家ではなく、オーボエの先生ですので。

9月になると東京音楽大学の2学期も始まりますので、教えることが続きますが、生徒から教えられることも多いのが「先生」の面白いところです。「指揮」をはじめても思うことですが、自分がオーボエをオーケストラの中で演奏していた時には気づかなかった新しい発見が「指揮台」の上にいると見えてくるのです。

59歳になって「こんなに面白いことが次々と発見できて、実際にみんなと音楽を作りながら、一音の音も出さない自分がこんなに幸せでいいのかしら!!」と感じられることが本当にうれしい。
宮本楓峯昭

*宮本楓峯昭は宮本文昭(指揮)のペンネームです。

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット